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さおだけ
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賛否両論あるところだと思うが、 実際の自分は、妊娠がはっきりしてから、 妊娠後期といわれる現在まで、数はすくないが、手術の執刀は細々続けていた。 昨日が、最後の執刀だった。 最後にふさわしく?なかなか大変な手術だった。 幸い自身の体調もよく、問題なく手術は終了し、患者さんの状態も安定している。 閉腹が終わって、 「ありがとうございました!」 手術が終わってのいつもの挨拶。 部屋全体に聞こえるように大きな声で。 それから、ガウンを脱いで、 今までずーっと指導してもらってきたボスに、頭を下げて挨拶。 「今まで、10年間、ありがとうございました…」 顔をあげると、知らぬうちに涙がこぼれそうになっていた。 ボスには本当にお世話になった。 いろんなことがあった。 仕事には変わりはいくらでもいる。 私がいなくなっても、病院はなんら変わることなく、機能していくだろう。 自分は歯車のひとつだ。 まちがっても、思い上がることなく、歯車らしく仕事をしようと思って 今までずっと、やってきた。 しかし、歯車だからこそ、 眼の前の患者さんしか、どうにかできない効率の悪い仕事だからこそ… 私でよかったと思われるような仕事をしようと思ってやってきた。 小さな身体で、歯を食いしばってやってきた。 充分とはいえないかもしれないけれど… 自分なりに頑張った10年間、こだわってやってきた手術と、一旦離れることになります。 自分の選択に悔いはないが、やはり、寂しい気持ちだ。
by lemonhart-pen
| 2008-08-22 20:56
| 手術
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